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2590話

「声を聞いただけで若い娘だとわかる。耳に心地よい声で、アビンはこの娘が二十二歳にも満たないだろうと推測した。だがその娘がヴィシモを「お姉さん」と呼んでいることから、間違いなくアダムスの若い妻に違いなかった。

そう気づいたアビンは一気に興味を覚え、彼の一物は先ほどよりさらに硬くなった。ヴィシモもその変化を感じ取っていた。結局のところ、彼女はアビンの覇王の英雄をしっかりと包み込んでいるのだから、硬くなるにせよ柔らかくなるにせよ、その変化はすべて彼女の掌握の中にあった。

しかしヴィシモにはアビンの覇王の英雄の変化に構っている余裕はなかった。まずは九妹の心配に応えなければならない。そうしなければ彼...