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2515話

巡警の素質はアキノ家の警備員より遥かに優れていて、一人一人とても引き締まっていた。

しかも、巡警たちは無関係者が塀に近づくことを許さず、明確な境界線が引かれており、一度でも越えれば強制的に排除されるのだ。

塀の上の探照灯が周囲を不定期に照らし、たとえ隙を見て塀を乗り越えたとしても、敷地内はさらに厳重な警備があるだろう。この時になって初めてアビンは、アキノが嘘をついていなかったことを実感した。大統領府の警備体制は彼の家と比べものにならないほど強固だったのだ。

まったく侵入不可能だ。アビンは一周してみて、確かに手の打ちようがないと感じた。

しかしどうあれ、ここまで来た以上、中に入って見物しなければ...