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2514話

ジオド将軍の副官も軍人で、その階級も低くはなかったため、検査はほとんど形式的なものだった。アビンとシンプソン夫人は何の恥ずかしい思いもせずに済んだ。

そのため、道中は比較的順調で、三日目にようやく二人はマラ市に到着した。

ジオド将軍の副官は命令を受けに戻り、アビンとシンプソン夫人は五つ星ホテルにチェックインした。

二人はホテルに入るとほかのことは後回しにして、思う存分一緒に午後を過ごした。アビンはすっかり溜まっていたのだ。

二日二晩もの間、女性と関係を持っていなかったのは、アビンにとって久しぶりのことだった。そのため最初は三十分も持たず、あまりの激しさにシンプソン夫人は気を失ってしまっ...