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249話

「そうよね!だから安海くんが帰ってきたか聞きに来たんだけど、娟子、入るわよ!」

そう言って、香草はドアを押し開けた。

二人はさっきまであまりに興奮していて、鍵をかけるのを忘れていたため、香草が押すとすぐにドアが開いてしまった。

彼女の視線が阿宾の逞しい背中に集中した瞬間、唖然としてしまった。阿宾も振り返って、下品な笑みを浮かべている。

「香草先生、すみませんね!ちょっとした状況に陥って、出られなくなっちゃって」

娟子は恥ずかしさで穴があったら入りたい様子だった。香草は疑わしげに二人の側に歩み寄り、二人が行為中だったことを察して嫉妬に駆られた。布団をめくると、二人の結合部が露わになり、彼女は目を...