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2460話

「私がこのことをアキノに話さないなら、それはアキノ家の先祖に申し訳が立たないわ。あなたたち、私をどうしろというの?」

そう言って、エリスさんの視線はアビンの上に落ちた。特に彼の布団の中に張られた高々とした天幕に。シンプソン夫人はこの時点でのアビンの逞しさがまだ衰えていないことに気づいていなかった。

エリザベスの視線がアビンに向けられるのを見て、彼女は思わず手を伸ばし、その対象をつかんだ。そして驚いた。彼女に一発放ったにもかかわらず、まだこれほど堂々と突き立っているとは。さらにエリザベス夫人が胸元の露わになったパジャマを見ると。

彼女はすぐさま、アビンもエリザベス夫人を抱きたがっているのだと...