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2314話

「念のためだが」とジオドト将軍が注意を促した。

「問題ない。そもそも我々は人を殺してないし、殺すつもりもなかった。ただ戦いで和平を促しただけさ!アルトのやつ、しきりに俺の言葉を引き出そうとして、以前から知り合いだとか言ってたが、相手にする気もなかったんだ。そういえば、彼とホフマン将軍はどういう関係なんだ?」

アビンが尋ねた。

「彼はホフマン将軍の姪の夫だ。我がフィリピン国では、少しでもコネがなければ役職に就くことなど不可能だ。腐敗しきっている。軍隊も含めてな。だから誰もが自分の後ろ盾を探すのさ。安心しろ、アビン。この件で彼が暴走することはない。ホフマン将軍を巻き込むことになるからな。さっき...