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2313話

アルテは困ったように言った。彼はジオド将軍が責任を自分に押し付けてくるとは思っていなかった。むしろジオド将軍がこの役目を喜んで引き受けるだろうと思っていたのだ!なぜなら彼はジオド将軍とアビンが知り合いで、アビンを庇うはずだと確信していたからだ。そうなれば彼は流れに乗った好意を示しながら、自分の責任を回避できるはずだった。

だがジオド将軍はそんな人物ではない!どうして彼に利用されるだろうか?「ふん、上校、この件は並大抵のことではない。ホフマン将軍と連絡を取り、彼に処理方法を決めてもらわねばならん。もちろん、彼も決定できんだろう。反政府武装組織の一万人以上の恩赦など、誰が軽々しく決断できようか?...