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2296話

「でも、パンツを履かないわけにもいかないわ。ずっとこんな裸のままじゃ、万が一男の兵士たちが入ってきたらどうするの?」

しかし洞窟内には男女の混じった匂いが充満していて、誰かが入ってきたらすぐに気づかれてしまう。だがそれも仕方のないことだった。「アルヤ、どうする?外はあなたたちの仲間でいっぱいよ」

アビンは彼女の細い腰を抱きながら笑って尋ねた。

「どうせ、彼らが立ち去らない限り、私たちは出られないわ。そうしないと、私たち四人はこれから人に顔向けできなくなるもの。

安さん、あなたはいつも何とかするでしょう?タス市の警察も軍も手も足も出なかったのに、ここから逃げられないの?」

アルヤが言った。...