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2283話

「私たちの隊長は中佐のために休む場所を準備しています。先に私がご案内にまいりました」

ユーリスは答えた。

「ほう?なかなか気が利くじゃないか。その洞窟はどれくらいの大きさだ?何人収容できる?周辺の状況はどうなっている?まずはその説明を聞いてから、入るかどうか判断するぞ」

アリ中佐は警戒心をあらわにして言った。

ユーリスは仕方なく、洞窟とその周辺の状況についてアリ中佐に大まかな説明をした。突然、アリ中佐はユーリスが銃を持っていないことに気づき、非常に疑わしげに彼を見つめた。「ユーリス、お前の銃はどうした?」

「ああ、銃は洞窟の中です。味方が来ると分かっていたので、出迎えるときに持ってこなかったん...