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2205話

山道を一時間ほど歩いた後、彼らはようやく基地に戻ってきた。

阿賓はまず蒋英を探しに行ったが、兵士から彼女と阿琳、それにサニーが李健の遺体のそばにいて、どれだけ引き離そうとしても離れず、泣き崩れていると聞いた。

阿賓は急いで李健の遺体のもとへ駆けつけた。遺体は大きな木の下に安置されていた。木陰で涼しく、熱帯雨林という環境を考えれば、遺体の腐敗を遅らせるには適していた。

阿賓が来たのを見て、蒋英は彼の胸に飛び込み、胸が引き裂かれるような激しさで泣いた。李健にリーダーを引き受けさせたことを後悔していると言い、今や人がいなくなり、親が子を見送るという悲しみに暮れていた。夫も息子も亡くし、もう身寄...