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22話

阿宾は自信に満ちた笑みを浮かべた。

安海はすぐさま阿宾を睨みつけ、彼の嘘八百を全く信じていない様子だった。ちょうどそのとき、ドアの鍵が開き、安大坤が竹串で歯をほじくりながら入ってきた。

「安海、飯食いに行け。俺がこいつを相手してやる」

「お父さん、この厄介者ずっとお父さんを待ってたんです。二人きりで話がしたいって。私は先に行きます。あとでまた代わりに来ますから！」

安海は大きく息を吐きながら言った。もうこれ以上、阿宾のようなならず者とくだらない話をするのはごめんだった。特にあの生意気な態度を見ると殴りたくなるのだが、一対一の勝負なら実際のところ阿宾には勝てないのだ。本当に腹立たしい！

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