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21話

阿宾が義姉の秀蓮の背中を見つめてぼうっとしているのを見て、傍らにいた安大坤は胸がざわついた。阿宾の耳元でニヤリと笑いながら言った。「おいおい、安晴を手に入れられなくて残念だったな。今度は未亡人の義姉さんに目をつけたってわけか？」

阿宾はすかさず安大坤を睨みつけて言い返した。「村長、変なこと言わないでくださいよ。俺は最初から晴児のことを手に入れようなんて思ってませんでしたから」

安大坤はすぐさま冷笑した。「じゃあ、お前のそこが反応したのはなんでだ？こう簡単には済まないぞ。正直に白状しろ！死罪にはならんが、お前が晴児ちゃんにキスしたのは事実だ。まだ学生の娘をお前は傷つけたんだ。このまま済むと思...