おもてなしの裏メニュー

2030話

「婦人科医として、女性の体を見たければ、簡単なことだ。その女性を騙そうと思えばな」

応接間に入ると、モナは関係ない人たちを全員追い出し、アバネフの女性たちとアリンだけが残った。アビンはすぐにノイに向かって言った。

「あなたの婦人科系の病気はかなり深刻なようですね。主に帯下が多く、おそらく痒みの症状があるはずです。膣炎は間違いなく、さらに子宮頸炎もかなり進行しています」

「ただ、脈を診るだけでは正確さに欠けます。完全に検査するには、服を脱いで、病巣部位を診せていただかないと確定できません」

ノイはアビンの言葉を聞いて、顔を真っ赤にした。彼女は知っていた。アビンの言うことが全て当たっている...