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2019話

これは彼女が今まで感じたことのない感覚だった。この感覚が彼女をますます狂おしいほどアビンに夢中にさせていた。

同様に、アビンもモナの中に強烈な新鮮さと刺激を感じていた。彼も一瞬、彼女と共に死に赴きたいと思った。それは死に至るほどの狂気の愛で、二人は固く抱き合い、愛の余韻に浸っていた。

しかし、アビンが最後の一滴をモナの肥沃な大地に注ぎ込もうとした瞬間、ドアが開いた。シルクの寝間着を着た若い娘が入り口に立っていた。

それはアバネフの若妻スーマだった。彼女は数ヶ月前にアバネフに迎え入れられた娘で、アバネフの娘アリンよりもさらに二ヶ月年下だった。アバネフはここ数日、ほとんど彼女だけを寵愛していた。

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