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1983話

「アビンが誤解するだけじゃなく、この女たちも全員、俺がアビンに自分たちを抱かせることを認めたと思ってるだろうな」

まあいい、好きにさせておこう!どういうわけか、この状況も悪くないと急に思えてきた。少なくとも、女に対する欲望が刺激されたのは確かだ。

そうでなければ、長い間、自分はもう女を必要としていないと感じていたのだから。

それがずっとアシンにあまり興味を持てなかった理由でもある。心の中である一線を越えられなかったというのもあるが、この子は小さい頃からここで育ち、モンフェイと同じく自分の子どものような存在で、手を出す気になれなかった。

もう一つ重要な理由は、女性への興味がどんどん薄れていったこ...