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1976話

彼らの装備と人員の質から考えれば、フィリピン軍が侵入してきても、撃退することは可能だろう。

しかし、アビンはフィリピン軍の緩んだ組織規律を思い返し、彼らがメルセフやアバネフのような反政府武装組織を制圧できないのも当然だと感じた。このような勢力均衡が保たれているのも、悪くはないかもしれない。

夜になると、メルセフの大事な義理の妹モンフィがアビンに嫁いだことで、部隊全体が休暇となった。当直の人員以外は全員が基地の門前でショーを見物し、基地内では宴が繰り広げられた。

これを見ても、メルセフが本当にこの義理の妹を愛し、自分の娘のようにアビンに嫁がせたことがわかる。結局、彼が手塩にかけて育て上げた子...