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1946話

そして、イワンカとこの土着の娘を連れてその場を離れた。

その時、アビンの腹がグーッと鳴り続け、彼はまだ朝食を食べていないことに気づいた。さっきはこの野生の娘をやっつけて、一発ぶち込んでから野の果物でも食べ、身軽になって沼地を渡るつもりだった。

だが、まさかこんな事態に出くわすとは。襲撃されたかと思えば、野狼に追われるし。

幸い、すべての危機は乗り越えた。

実際のところ、彼だけでなく、イワンカも土着の娘も空腹と渇きに苦しんでいた。

そこで三人は沼地の岸沿いに野の果物や食べられる獲物を探し続けた。アビンは昨晩の焼いた狼の足を持ってこなかったことを後悔していた。もしあれがあれば、狼の足をかじって力を...