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1882話

まして、今は軍服を着ているから、よく見なければ誰も彼が殺人犯だとは気づかない。

スビが去るとすぐに、アビンは部屋から抜け出し、堂々と銃を持って階下へ向かった。見回りをしているような素振りさえ見せて、誰の注意も引くことはなかった。

玄関に着くまで、彼の行動は誰にも気づかれなかった。

それどころか、アビンは自分を他人を捜査する軍人のように見せかけ、この人を見たり、あの人を確認したりと、まるで本物の軍人のようだった。

だから、ホテルの裏口に着いて、別の当直の兵士に中に入るよう促し、自分が代わりに立つと、相手は彼が本当に交代要員か、何か特別な命令を受けた者だと思い込んだのだ。

当直の兵士が去...