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1857話

「ママ、西側の森のことですか?今そこはどうなっているんですか?」

伊万卡が尋ねた。

「あっちの状況は私たちにもはっきりとは分からないわ。でも、あの日軍の将軍、そう、アトルというのかしら!彼が言うには、パール族の村を過ぎた森は、地形が特に危険で、毒蛇や猛獣も多いらしいの。それに迷いやすくて、一度迷ったら、出られなくなるそうよ。今私たちがいるパール族の村のように生きやすい場所ではないわ。

パール族がどういう部族か知らないでしょう?政府軍と反政府軍の緩衝地帯なのよ。

双方ともパール族の村に対して行動を起こさず、ここを守っているの。

でも、一度政府軍がパール族の村を越えて反政府軍の領域に入ったら、それ...