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1830話

「わかったわ、アビン。あなたを信じるわ。でも、一人で外に出るのは危険よ。塀の上には見張りが立ってるし、どうやって出るつもり?正門から出ようとしても少なくとも五つの関所を通らなきゃならないわ。内部の人間の協力がなければ、絶対に出られないわよ」

「だから言っただろ、それは心配するな。俺がなんとかする。お前は俺の考えをあの男勝りの女に伝えるだけでいい。あいつに協力してもらうんだ。早く言ってやれよ!また嫉妬してるぞ」

アビンは困惑しているオーリーを指さして笑った。

アビンは知っていた。この男勝りの女はアビンがスーシャンと自分を無視して話すのをとても嫌がっていることを。自分が忘れられたような気分に...