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1748話

「だから、これらの反政府武装組織が堂々と政府に刃向かえるのは、天の時、地の利、人の和を得ているからだ」

アビンは夜陰に紛れてこの山に近づき、身を隠せる場所を見つけて、日中に山の様子を観察し、機を見て偵察に入るつもりだった。

「あなた、こんなに長く歩いたのに、あなたが言ってた高い山がまだ見えないわ。間違えてない?」

「間違いないはずだ。長く歩いたような気がするが、そんなに早く歩いてないから、実際そんなに遠くまで来てないんだ。焦ることはない」

「私は焦ってないわ。ただあなたが疲れてないかと心配で...あなたはずっと私を背負って歩いてきたんだもの。少し休みましょうか?どうせ政府軍も追ってきて...