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172話

「恥ずかしい…」と安晴は照れながら言った。

「ふふ、大丈夫よ。春の気持ちを抱かない少女なんていないわ。普通のことよ。今回の失敗を教訓にすればいいだけ」

ちょうどその時、張媛が外から入ってきて、楊美玲と楊梅を見るなり笑顔で言った。「美玲姉さん、楊梅、韓国旅行は楽しかった?」

そして阿宾と安晴にも微笑みかけた。今度の笑顔は心からのものだった。

実は、阿宾と安晴が病院を去った後、張媛はずっとオフィスで落ち着かない様子だった。彼女は阿宾がこれから彼女の生活から消えてしまうことが、とても惜しいと感じていた。

阿宾が今日二度も激しく彼女の体を貫いたこと、特に二度目は何年も味わったことのない絶頂を彼女に...