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1653話

「そんなにきつく締めつけて、また抱きたくなっちゃったよ。もう一回どう?」

阿彬はにやけながら言った。

「もういいわ。苗苗のせいで気分が台無しよ。ここにいてくれればいいから。静かに話して、それから寝ましょ」

「ふふ、今夜は帰さないつもりか?」

阿彬は意地悪く笑った。

「まだ帰るつもり?もう何時だと思ってるの?あと三、四時間もすれば夜明けよ。帰らないで、あなたと離れたくないわ」

「わかったよ、姉さん。今夜は君のものだ。これからはホテルに行くこともできるし、趙家に来てもいい。どうせ趙家に住んでる女はみんな俺のだから、誰も嫉妬しないよ」

阿彬は得意げに言った。

「え?趙家の女性は全部あなたの女なの?一...