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1626話

「そうよ!それに、二人はやっぱり釣り合わないわ!阿宾は彼女の息子のお兄さんなんでしょう?」

「はぁ、二人とも分かってないわね。私は人助けをしているのよ。美雲姉の心の状態を知らないでしょう。実は彼女、すごく絶望してるの。さっきの様子を見ただけでも分かるでしょう?阿宾みたいに彼女を気にかけて、世話をしてくれる人がいなかったら、極端なことをしでかすかもしれないのよ。

私たちも彼女のことを心配して世話はしてるけど、私たちは男じゃない。彼女が必要としているのは愛、そして希望と未来なの。私が阿宾に彼女と寝てほしいって言うのは、彼女を救うためなのよ。

私自身がいい例よ。あの頃の私がどれほど絶望していた...