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1554話

「あびん兄、なんで撮影してるの?楊曦に送るつもり?」

安晴は不思議そうに尋ねた。

「いや、いつか彼が楊曦に冷たくする日が来たら、そのときに楊曦に見せるか、媛媛姉さんに見せるつもりさ。

まさかこの腰抜けも俺と同じ趣味で、日本人女性がそんなに好きだとはな!しかも次々と変えて。それなのに楊曦すら手に入れられないんだから!」

あびんは嘆息した。

「あびん兄、全ての男があなたみたいに凄いと思ってるの?あっ、来たわ、見られたら恥ずかしいから」

そうして、あびんと安晴は欧陽中と彼の腕を取る女性の香りを嗅ぎながら、二人の後ろ姿が階段を上っていくのを見送った。

あびんは安晴に好きなものを選ばせ、気に入ったものな...