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1519話

「やはり、安魁は彼のために戸を開けておいてくれたな」阿宾は簡単に安魁の家に入ることができた。

部屋の前まで来て、ノックすると、中から娜娜の声が聞こえてきた。「ロバのクソ団子かい?」

「へへ、阿宾だよ。お姉さん、来たよ。魁兄貴は?中にいるの?」

阿宾はにやにや笑いながら言った。

「あいつが中にいて何か面白いことでもあるの?さっさと来なさいよ。あたしはずっと待ってたんだから。早く入ってきなさいよ。外で突っ立って何してるの?」

阿宾がドアを押すと、ちょうど中から懐中電灯の光が射してきた。阿宾は内側からドアを閂で固定し、しっかりと鍵をかけた。

そして猿のように急いでベッドに上がると、娜娜はそれを見て懐...