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1510話

アービンが本当に彼を斬らせるはずがない。妙間はすっと腰を落とし、一気に足払いを繰り出すと、ガシャンと安顔を地面に叩きつけた。斧が地面に落ち、続けてアービンの足が彼の喉元を踏みつけ、安顔は一気に息ができなくなった。

香草はすぐに駆け寄り、斧を蹴飛ばすと、生きるにも死ぬにも苦しそうな安顔を見て、憐れみの情を抱いた。「アービン、許してあげて!私は彼と離婚するわ。でも死んでほしくはないの。彼は俊俊のお父さんなのよ」

アービンは足を緩め、冷ややかに彼を見下ろした。「見ろよ、これが妻ってもんだ。お前は男として何をした?これは香草が何度も俺の前で命乞いをして、お前を見逃してくれと頼んだ中の一回だ。だが今...