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1466話

「義母さん、ここまで話したからには、正直に言いますが、茹雲が楽夢玲さんの家に居ることになったのは私の意見ではなくて、この状況を受け入れるしかなかったんです。俊博との関係を考えると、茹雲のお腹の子も俊博の子ですから、私はどうあっても構いません」

「阿宾、辛い思いをさせてごめんね。彼が茹雲のお腹の子の父親を君にさせようとしたことに、私は反対だったのよ。茹雲はとても素晴らしい女性で、俊博の世話を細やかにしてくれていた。毎日俊博に話しかけて、俊博は何も分からないのに、彼女のあの忍耐力は、母親の私でさえ及ばないほどだった。

ねえ、こんな女性が、うちの息子に対する真心を見せてくれているのに、年齢なんて気...