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1320話

「え?では、あなたはこれは……」

静音師太は男を知らないけれど、男性がこれほど大きな反応を示す時に何をしたいのかは理解していた。

「仕方ないんです。異性と一緒にいて、状況がちょっと微妙な時は、自然な反応で。ご心配なく、あなたに手を出したりしませんから。すぐにお帰りになればいいだけです」

阿宾は意地悪く笑いながら言った。

「そう!では先に顔を向こうに向けてもらえませんか?私はもう大丈夫ですから」

静音師太は恥ずかしそうに言った。

阿宾は彼女をあまり困らせたくなかったので、顔を向こうに向けた。しかし、目の端で彼女をこっそり見ると、彼女がティッシュで下の方を拭いているところだった。「施主、あな...