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1155話

アビンは少し酸っぱい口調で尋ねた。

「アビン兄さん、安大拿のことは話題にしないでくれない?つまらないわ。どうせ今は私はあなたのものだし、これからは彼との接触をできるだけ避けるわ。彼に抱かれないようにするわ。でも、少し彼が怖いの。私の両親は結局彼の支配下にあるから」

モーランはため息をついた。

「それは俺に任せておけ。絶対に奴に触らせないようにする。俺の女になった以上、他の男に抱かれるなんてあり得ないだろ。なんて気が抜けることか!それに、お前みたいな若くて美しい娘が、あんな中年オヤジに抱かれるなんて、考えただけで耐えられないよ」

「うん!アビン兄さん、私が安大拿に抱かれたことがあるって嫌わないで...