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1007話

「このロバの糞玉め、そんなこと安家寨の村の者なら誰でも知ってるわ!よし、安海の件はこれで決まりだ。もうあいつが気違いじみたことをするのを心配する必要もないだろう。

それからもう一つ、俺は今年で引退するつもりだ。あれこれ考えたが、お前が俺の後を継ぐのに最適任だ。今や寨での信望もあるし、お前が村長になれば、文句を言う者はいないだろう」

安大坤が言った。

「え?マジで阿宾に村長をやらせるのか?やっぱり他の人がいいんじゃないか。確かに昔は村長をやってみたいと思ったこともあったさ。お前がうまくやってないと思ってな。村長、男同士だからはっきり言うが、お前のやってきたことなんて阿宾はお見通しだぜ。何人の若...