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870話

「もし王建もついて来たら、今の私は手が塞がってるから君に何もできないし、万が一また君の欲望を煽り立てたら、今度は義弟に身を任せることになるかもね。

とにかく危険な気がするから、何かあっても私を責めないでよ。先に言っておくから、後で知って怒らないように」

私の言葉に妻は閉じていた美しい瞳を開き、恥ずかしそうに私を睨みつけて言った。「あなた、本当に下品ね。こんな状況でもそんなことを考えるなんて。

何度も言ったでしょう、そんなことはダメだって。考えてみなさいよ、私はあなたの妻よ。あなたが妻の母親と関係を持ったら、それって一体何なの?

絶対にダメよ。その件はもう諦めなさい。私が自分で何とか考えるから、...