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83話

「私たち二人が"事"をするときは、あなたのお兄さんは私に一切動かせてくれないのよ。月ちゃん、これからあなたは本当に幸せね」

そんな話をしているうちに、張潔は遠慮なく私の隣に座り、わざと距離を置くようなことはもうしなくなった。

蒋月に至ってはもっと大胆で、直接陳勇の膝の上に座ってしまった。

ただ、彼女の視線はしきりに私の方に向けられていた。

私が彼女の一挙手一投足に注目していることに気づくと、蒋月はさらに興奮した様子を見せ始めた。

張潔も今回は自分の行動を隠そうとはしなかった。

彼女は私の肩を引っ張り、私を自分の前に引き寄せた。

「あらま、こんな風に堂々と一緒にイチャイチャするのは初めてじゃない...