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808話

「正社員になれれば待遇も福利厚生も間違いなく良いよ。もしそれが難しくても契約社員として働いて、私がそこにいる以上、敏ちゃんを正社員に転換するのもそう時間はかからないよ」

「やっぱり旦那は最高ね」妻は私の承諾を聞くと、顔をパッと明るくして言った。

テーブルの下で彼女のストッキングに包まれた美脚を軽く叩くと、私は意味深な笑みを浮かべた。妻はその意図を察したらしく、頬を少し赤らめながらこっそりと私を睨んだ。

この件はこれで決まりとなり、その後の食事中、妻は袁大柱の会社の状況についてさらに質問した。

特に私の義理の妹が彼らの会社でどう働いているかについて何度か尋ねた。

袁大柱は私のあの奔放な義...