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678話

「あぁ、もうダメよ、あなた。今日はさすがに限界だわ。もうやめてちょうだい。本当に持たないの。

今は体中が泥みたいにぐったりして、疲れ切ってるの。もう寝るわ、本当にもう無理。

ねえ、明日の夜までに回復したら、ちゃんと埋め合わせするから。その時はあなたの好きなように、どこでも応えるわ、いい?

あなたはいつも私に優しいでしょ。今夜はちょっとやりすぎたのよ。約束よ。悪戯しないで」妻は言いながら、私の手を急いで払いのけた。その声には倦怠感と満足感が混ざっていた。

私の心は不満で一杯だった。これほど強く欲望が掻き立てられているのに、発散できないなんて、本当に辛いものだ。

妻が私の手を払いのけたことなど...