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67話

「まさか、こう言った途端に蒋月は恥ずかしそうに首を振って、涙さえもいくらか引いてしまうとは」

「もう事ここに至っては、私たち二人が後悔する余地なんてないわ。それに今、お姉さんの視線があなたに釘付けになってるのよ。他の人は気づかないかもしれないけど、私は女だもの、分からないわけないでしょ」

そう言いながら、彼女は私のネクタイを引っ張って顔を引き寄せ、キスをした。

「私はそんなこと気にしないわよ!でも今日言ったことだけは絶対忘れないでよ。妻の交換はいいけど、本気でお姉さんと結婚しようなんて考えたら絶対ダメだからね!」

私は笑いながら彼女の髪を優しく撫でた。

「そんなに強い独占欲を持ちなが...