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605話

私は口をへの字に曲げて、王建を見つめた。力なく呆れたような視線を向ける。この義弟は今や我慢の限界に達しているようだ。妻と馬婷を見た途端、極度の興奮状態に陥っている。しかもその興奮を必死に抑えようとしているから、さらに苦しんでいるのだろう。

「そんなこと俺に言ったって何の意味もないだろ。義理の妹の性格は、お前だってよく知ってるはずだ。俺自身は別に構わないけどな。義理の妹と義理の兄って組み合わせを考えると、なんか興奮するし。

でもお前、馬婷姉さんに気持ち伝えたのか?彼女は同意してるのか?どんな反応だった?それに、俺の嫁の方はどうだ?説得したのか?あっちは了承してるのか?

全然話が進んでないなら、...