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586話

やっと寝る時間が近づいてきたというのに、私の心はまた蠢き始めていた。

正直なところ、馬婷にはもう少し長く滞在してほしいとさえ思っていた。そうすれば、妻が馬婷と一緒にいるうちに、回数を重ねていけば、きっと私たち三人で同じベッドで過ごす素晴らしい状況にも慣れてくれるだろうと。

私の計画は素晴らしいものだったのだが、現実の厳しさには敵わなかった。

子供を寝かしつけて、私たちも休もうとしていた時、妻はなんと馬婷の肩を抱き寄せて一緒に主寝室へ向かい、私を客間へ追いやってしまったのだ。

姉妹の絆を深める話をしたいとか、毎日私を見て飽きたから、少し距離を置いて恋しさを感じてみたらどうかとか言うのだ。

客...