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58話

彼女が黙っていればいいものの、こう言われた途端に陳勇の視線は彼女の別の部分へと釘付けになってしまった。

張潔と比べると、蒋月の体つきはずっと豊満だった。

彼女の胸は実に豊かで丸みを帯び、まるで水分たっぷりで完熟した水蜜桃のようだった。

特に今日は、陳勇との仲を深めようと、わざとファスナーを最も目立つ位置まで下げていた。

陳勇はちらりと見ただけで、何も言う勇気が出なかった。

それどころか、蒋月に手を取られ、自分の胸に当てられてしまった。

陳勇は強く抵抗を示し、手を引き戻そうとした。

しかし、蒋月が決めたことに逆らう余地はなかった。

彼女は陳勇の様子を見て、からかうように笑い始めた。

「さっきまで...