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46話

「もし今この瞬間、トイレの外に人がいたとしたら」

この音だけを聞いたら、きっと僕たち二人が何か不埒なことをしていると思うだろう。

今の僕の表情は、きっと快楽の中に少し苦しみが混じったようなものに違いない。

認めざるを得ないが、張潔のテクニックは本当に素晴らしい。

ここまで考えると、張潔が以前、僕の兄弟である陳勇にも同じことをしていたのではないかと考えずにはいられない。

彼らもまた、こんな場所でこれほど熱くなったことがあるのだろうか。

そんな考えが浮かんでも、僕の昂ぶりは収まらなかった。

むしろ、陳勇がこの光景を見たらどんな反応をするのか、どこか期待すら感じ始めていた。

兄弟の妻が今、僕に仕えて...