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456話

とりとめもない会話をしながら、霞姐と一緒に蘭庭会所に入った。

ここに来たのは初めてで、霞姐について入ってみると、彼女はすでに予約を入れていたことがわかった。

霞姐についていくと、すぐに二階の上品な共用ダイニングエリアに案内された。周りを見渡すと、どこもかしこも贅沢な雰囲気が漂っていて、内心どれだけの出費になるのかと少し心配になった。

席に着くと、すでに予約していた料理の準備が始まっており、私と霞姐はテーブルを挟んで向かい合い、会話を始めた。

「李総監、正直に言うと、今日はただご挨拶に来ただけよ。これからもよろしくお願いしたいの。あなたは会社では誠実で悪意のない人として評判よね。

もし将来、出世...