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410話

彼女の言葉に衝撃を受けてぼうっとしている間に、マーティンに手を引かれてソファから立ち上がっていた。

彼女はまだあの過激な衣装を身につけていて、一方の私は既に全裸で、下着さえソファに投げ出したままだった。そんな状態で半ば押し切られるように、マーティンについて浴室の前まで来た。

マーティンがドアノブを軽く回すと、妻は先ほどの慌ただしさの中で鍵をかけていなかった。おそらく彼女の頭の中では、私とマーティンはリビングで遊んでいるはずで、浴室になど来るはずがないと思っていたのだろう。

マーティンについて中に入ると、彼女はにこにこしながら妻を見ていた。妻はちょうど体を洗い流しているところで、その動きを見てい...