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390話

この男の俺に対する気持ちだが、こんな素直な子のことだ。彼の心の内なんて考えるまでもない。きっと俺の前で気まずさを感じているんだろう。良心のある人間なら、相手の妻を抱いたと知りながら、その夫と向き合えば多少は後ろめたさを感じるものだ。

残念ながら彼は知らない。この一部始終を俺はすでに裏で全て把握していること、そしてこの出来事の黒幕が実は俺自身だということを。

俺と小鵬がぎこちない会話をしている時、キッチンから妻と馬婷が出てきた。

二人の手に持たれたグラスを見た瞬間、少し意外に思った。

妻と馬婷はそれぞれ補酒の入ったグラスを一つずつ持って現れたのだ。

これはどういう状況だ？四人でこんな催...