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217話

「うっかり指が中間を滑ってしまったんだ」私は妻の背中が弓なりになり、反射的に身を守るその動作に気づいた。妻の体に触れると、いつも以上に濡れているのがわかった。私は笑いながら妻に言った。「どう?刺激的だろう?ほら、こんなにびしょ濡れになってるじゃないか」

妻の頭は柔らかなマットレスに深く沈み、甘く切ない声が少し籠もって聞こえてきた。「あなたって本当に大変態ね。今度はどんな遊びを思いついたの?警告しておくわよ、ふざけないでよね。本気で怒るわよ」

私は頷きながら妻に答えた。「うん、わかってるよ。ただ二人の情熱を探りたいだけさ。それに、もし受け入れられないと感じたら、言ってくれればすぐに止めるから...