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211話

ようやく家に戻ってきて、子供に少し言い聞かせた後、すぐに寝るよう促した。

妻と私はそれぞれシャワーを浴びて寝室に戻った。

二人で横になり、いつものように私は妻の肩を抱き寄せ、向かい合って横たわった。

「ねぇ、この二日間のこと、なんだか夢みたいで現実感がないわ」妻の言葉は曖昧だったが、彼女が何を言いたいのか私には分かっていた。

目を開けて、妻に微笑みかけると、胸の内は感慨で一杯になった。特にあの交換の時、夢にも思わなかった刺激と快楽を味わい、妻の欲望が完全に解放され、王超の下で大きな喜びを得ている姿を見たことが思い浮かんだ。

「そうだな、本当に夢みたいだ。まさかこんなことが俺たちに起こるな...