兄弟の妻

194話

妻と過ごした十年以上の歳月は、私たちの間に深い絆を育み、多くのことを受け入れられる関係になっていた。微笑む妻との時折交わす視線からは、依存と愛情が少しも薄れていないことが伝わってくる。

少なくとも今のところ、妻も私もこの禁断の遊びがもたらす刺激と喜びを楽しんでおり、私たちの関係に悪影響は出ていない。

この状態がずっと続いてくれることを願っている。

そんな中、王くんが急に感慨深げに言い出した。「李さん、僕は李さんと奥さんとの関係が、単に肉体的なものだけじゃないと感じています。僕たちは友達、少なくとも私たち四人は境界線を超えた親友であるべきだと思うんです。

改めて自己紹介させてください。私...