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149話

蒋月の体に付けられた小さな玩具がまだ「ヴーン、ヴーン」と音を立てている。

彼女の視線は私とチェン・ヨンの間を行ったり来たりしていた。

「選ぶ権利は私にあるんじゃないの?」

チェン・ヨンは手元のリモコンのダイヤルを数段上げた。

蒋月はたちまち思考する力を失い、ベッドに崩れ落ちた。瞳はかなり焦点が合わなくなっている。

チェン・ヨンは彼女の体に付けられたクリップを二回ほど摘んだ。

それまで快感に身を任せていた蒋月が、突然体を起こして荒い息を二つ三つ吐いた。完全に夢中になっている様子だった。

「どうだ?今でも自分に考える能力があると思うか?俺たち二人に選ばせるのか、それともお前が選ぶのか?」

チェン・...