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121話

「もう長年連れ添った夫婦なんだから、彼女だって別に恥ずかしがることはないわ」

ただ、張潔の様子を見ていると、彼女の心の中にもいたずらな考えが浮かんできた。

彼女はゆっくりと起き上がり、張潔の隣に座った。

「お姉さん、こっちに顔を近づけて。私たち二人だけの秘密を教えてあげる」

この言葉を聞いた張潔はまんまと罠にかかり、すぐに首を彼女の前に差し出した。

「何か秘密があるの?早く教えてよ。女って毎日こういう噂話で生きてるものよね!」

張潔が少し体を傾けた隙に、蒋月は彼女を引っ張ってベッドに倒し、そのまま上に覆いかぶさって、絶対に起き上がらせないようにした。

「さっきのことは全部話したわよ。私に何の秘...