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115話

「それに、人生には少し悔いが残る方がいいこともあるでしょう」

張潔は私の言葉の意図を理解して、思わず声を立てて笑い出した。

「あなたって人は言い訳を作るのも面白いのね。まあいいわ、今回はあなたから言い出したことだし、私の人生にこの一回だけ悔いを残すことにするわ。でも次は、こんなに簡単には見逃さないからね!」

私は慌てて彼女の手からネクタイを解こうとした。

しかし張潔はとても素早く身をかわした。

「このまま縛られているのも悪くないと思うわ。今解いちゃったら面白くないじゃない。社長、そろそろ私を気持ちよくさせてくれる?」

私が彼女のお尻を軽く叩くと、彼女はごく自然にデスクの上で、お尻を突き出した。...