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1111話

今の私はもっと自分を解き放ち、完全に没頭している。どれが本当の自分なのか区別もつかないほどだ。この歪んだ異常な感覚でさえ、こんなにも興奮させるなんて。

私は懸命に吞み込み、吐き出す。毎回ゆっくりと、口腔から一寸ずつ離れていく感触を味わい、そしてまた待ちきれずにすべてを飲み込む。

顔が熱く火照り、あまりにも卑猥だと感じる。しかし唇で青筋が触れる感触を感じながら、私の身体は震えている。興奮で震えているのだ。

この時の馬おじさんはほとんど狂気じみていて、その目はまるで私を引き裂こうとする猛獣のようだった。

突然、馬おじさんは黒ずんだ荒い手を伸ばし、私の柔らかな髪をつかんだ。そして頭を前に押し...